目次
メールキューの確認方法
以下のコマンドでメールキューの一覧を確認できます:
mailq
# または
postqueue -p
メールキューの件数の確認方法
mailq
コマンドまたはpostqueue -p
コマンドの出力の最後の行に、メールキューの合計件数が表示されます。
例:
-- 2 Kbytes in 1 Request.
この例の場合、メールキューには1件のメールが存在し、そのサイズは2キロバイトであることを示しています。
また、メールキューの件数は以下のコマンドでも確認できます:
# 遅延キュー(送信に失敗したメールが格納される)の件数を表示
find /var/spool/postfix/deferred -type f | wc -l
# アクティブキュー(送信処理中のメール)の件数を表示
find /var/spool/postfix/active -type f | wc -l
メールの内容の確認方法
特定のメールの内容を確認するには、以下のコマンドを使用します:
postcat -q QUEUE-ID
QUEUE-IDはmailq
コマンドで表示されるIDを指定します。
メールキューの削除方法
メールキューを削除するには以下のコマンドを使用します:
# 特定のメールを削除
postsuper -d QUEUE-ID
# すべてのメールキューを削除
postsuper -d ALL
削除する前に必ずメールの内容を確認することをお勧めします。
キューIDの確認方法
キューIDは以下のいずれかの方法で確認できます:
mailq
コマンドの出力の最初の列に表示されるIDを確認postqueue -p
コマンドの出力から確認
例えば、以下のような出力の「3B7D91D4A8」の部分がキューIDです:
-Queue ID- --Size-- ----Arrival Time---- -Sender/Recipient-------
3B7D91D4A8 4902 Tue Apr 8 12:30:20 sender@example.com
recipient@example.com
このキューIDを使用して、前述のpostcat
コマンドやpostsuper
コマンドでメールの内容確認や削除を行うことができます。